韓国映画「新感染ファイナル・エクスプレス」 考察・レビュー



新感染ファイナル・エクスプレス 考察・ネタバレ

韓国のソウルから釜山へむかうKTX=日本でいえば新幹線の中で起きるゾンビパニック

そこで「新感染」とネーミングしたんでしょうね(笑)

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ウイルスが列車の中で次から次へと感染していくのだが、最初の一人から2,3人への感染のしかたはじわじわとゆっくり感染していく。

いあゆる見慣れたゾンビの増殖だ!

だが途中からは、感染者に噛まれたとたんあっという間に感染してしまいこのスピード感がとんでもない緊迫感を生み出し恐怖に見舞われる。

コロナウイルス的なウイルス感染パニック映画かなと思っていたら、完全にゾンビ映画です、これは!

しかしここからゾンビの感染についての知識はたぶん観客まかせ。

ゾンビの弱点や感染の過程、原因等くわしい説明はどこにも出てこない。

観客はいくつものゾンビ映画を今までにみているだろうから、ゾンビ知識は省略ーーといった感じか?

たぶんゾンビに噛まれなければ感染しない・・・

ゾンビの頭をぶっこわせば死ぬ・・・・

ということだろうという感じでストーリーは進んでいき、生き残った人たちはゾンビと戦い、ゾンビに噛まれないよう必死にゾンビを倒していく。

当然しだいに生き残りの中でも被害者はふえていき、「ウォーキングデッド」のように未感染のメンバーがだんだん減っていく超サバイバルゲームの様相で終始手に汗握る緊迫感と恐怖で結末まで引っ張られていく。

 

新感染ファイナル・エクスプレス レビュー

KTX列車中の限られた空間でのパンデミックという逃げ場のない状況の中、逃げる側の人間のとる行動・・・このことがこの映画の重要なポイントになってきます。

身重の妻を必死で守ろうとするマ・ドンソク、娘を守りながらしだいに娘との絆をも取り戻していく主人公ソグ(コン・ユ)

これらの側の視線でストーリーを追っていくのですが、敵としてのゾンビとの闘いよりも怖いものが強敵になっていきます。

それは人間!

自分だけ助かればいいというエゴのかたまりみたいなおじさんヨンソク、をそれに協調して他人をごせいにしても自分がたすかればいいという人達のとる行動・・・・これが本当のこの映画の怖さなんだな、としだいに思い知らされます。

 

新感染 豪華な俳優陣

主人公の父親ソグ=コン・ユ 「トッケビ」や「コーヒープリンス1号店」で確かな演技が光っている実力派。

妊娠している妻を守る夫=マ・ドンソク

何しろ悪役顔すぎる超存在感のある俳優。

凄い怖い顔だがいつも悩みと憂いを帯びた微妙な表情が魅力です。

この人はちょっとだけでも人情をのぞかせるとものすごいいい人に見えてしまうといった

特別な能力をもったすごい俳優。

その妊娠している妻役=チョン・ユミ

 

乗客の高校球児チームの一員=チェ・ウシク

数々の韓国映画で特別な存在感をはなつ俳優です。

「Wicht 魔女」や「パラサイト」でも好演してました。

ヨンソク=キム・ウィソン

生きている人間としての悪役の存在です。

自分さえ生き残ればいいという人間のエゴをド直球でさらしまくるさもしい人間。

他人を犠牲にしながら悪あがきを最後までつづけるという完全憎まれ役全開のキャラ設定です。

この映画の最大の悪役なのでしょう・・・

新感染 あらすじ

妻と別居している仕事人間のソグは、娘のスアンと暮らしていた。

スアンは誕生日のプレゼントとして、お母さんに会いたいと言う。

仕事を優先してスアンと心が離れていることをソグも気にして、一度は断ったものの、彼女を連れて妻のいる釜山へ向かう。

ソグ達はKTX(韓国高速鉄道)に乗って釜山へ向かうが出発する直前、様子のおかしい女性が飛び込んできた。

やがて女性は添乗員に襲いかかり、噛みついて殺してしまう。

しかし直後、添乗員もまた狂ったように立ち上がり、別の乗客を襲い始めてしまいたちまち車内はパニックに。

襲われた乗客がまた別の乗客に襲い掛かるというゾンビ連鎖がどんどん社内に広がり生き残った人間はどんどん減っていっていまい。

はたしてソグとスアンは生き残れるのか??

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