
競馬で回収率が100%を超えない本当の理由:あなたが「的中」を追い続ける限り、利益は逃げていく
競馬を始めて3年以上、毎週末のようにパドックをチェックし、競馬新聞を隅々まで読み込み、血統や調教もチェックしている。それなのに、年間の回収率は80%から95%の間で停滞している……。
もしあなたがそんな「競馬中級者」であれば、この記事は残酷な真実を突きつけることになるかもしれません,。
実は、あなたが「真面目に情報を集め、当てる努力をすればするほど、回収率100%から遠ざかっている」可能性があるのです。
なぜ、一生懸命に予想をしているのに勝てないのか。その正体は、多くの競馬ファンが共通して陥る「的中率の罠」と「情報収集過多」にあります。
今回は、馬券生活を実現するためのマインドセットとして、回収率が100%を超えない本当の理由を徹底的に解剖します。
1. 「的中」と「利益」は別物である:的中率の罠
多くの競馬ファンが陥る最大の誤解は、「的中率を上げれば、自ずと回収率も上がる」という思い込みです。
結論から言えば、「的中」と「利益」は全くの別物です。
例えば、的中率が80%あっても、回収率が100%を下回ることは珍しくありません。
これは、的中した時の配当(オッズ)が、その馬が勝つ確率に見合っていないからです。
競馬には「控除率」という壁があり、平均して約25%がJRAの手数料として差し引かれます。
つまり、適当に馬券を買っているだけでは、回収率は理論上75%に収束するようにできています。
「当たる馬」と「買うべき馬」
多くの人は「どの馬が勝つか」を探します。しかし、勝ち組が探しているのは「どの馬が勝つか」ではなく、
「期待値が1.0(100%)を超えている馬はどれか」です,。
- 「当たる馬」:能力が高く、勝つ可能性が高い馬(例:C.ルメール騎手騎乗の1番人気馬)。
- 「買うべき馬」:勝つ確率に対して、オッズが過大評価されている馬。
たとえ勝率が90%ある馬でも、単勝オッズが1.0倍であれば、期待値は0.9となり、長期的には必ず負けます。
逆に、勝率が10%しかなくても、オッズが11倍ついていれば、それは「投資すべき馬」になります。
的中を追い求めるあまり、人気馬ばかりを買ってしまう行為は、自ら期待値を削り取っているのと同じなのです。
2. 情報収集過多の弊害:なぜ調べすぎる人ほど負けるのか
現代の競馬は情報に溢れています。ネットを開けば専門家の予想、調教タイム、SNSの評判、パドック診断など、いくらでも情報を得ることができます。
しかし、ここに大きな罠があります。「情報を集めすぎるほど、あなたの予想は『大衆の答え』に近づいていく」という点です。
軸のない予想が生む「感情馬券」
情報を集めすぎると、どの馬も良く見えたり、逆にどの馬も不安要素があるように思えたりします。その結果、「軸がブレる」状態に陥ります。
最終的に、多くのファンは不安を打ち消すために「みんなが買っている馬(人気馬)」や「有名な騎手」に頼ることになります。
しかし、誰もが知っている好材料はすでにオッズに反映されており、そこには期待値(=利益の源泉)は残っていません。
騎手人気の罠
特に注意すべきは「騎手」による過剰人気です。C.ルメール騎手や川田将雅騎手などのトップジョッキーは、その技術の高さゆえに過剰に売れる傾向があります。彼らが勝つ確率は確かに高いですが、回収率という視点で見れば、期待値が1.0を割り込んでいるケースが非常に多いのが実態です,。
「情報を精査した結果、結局人気どころに落ち着いた」という経験があるなら、それは情報収集によって期待値を自ら下げているサインかもしれません。

3. 「見送る力」の欠如:負けないためのマインドセット
回収率が100%を超えないもう一つの理由は、「全てのレースを当てようとしていること」です,。
競馬ファンの多くは、目の前のレースに参加すること自体を楽しんでいます。
しかし、プロの視点では、競馬は「勝負すべきレース」と「見送るべきレース」の選別が全てです。
例えば、新馬戦ってあなたは買っていませんか?
新馬戦は実績は0の馬ばかりのレースです。
これを予想するのは前評判や血統からくらいしかありません。
そんなあやふやなレースまで買っていたらあなたの馬券回収率は確実にさがります。
つまり損します!
そういった買わないレース、見送るレースを決めて取り組むことがまず競馬で勝つことに
近づくわけです。
というわけで買うレースは「自分が得意とする条件」に絞り、期待値が1.1以上あると判断できるレース以外は徹底して「見送る」。
この「やらない判断」こそが、年間回収率100%を超えるための最強の武器となります,。
日曜のメインレースだからという理由だけで馬券を買っていませんか?
「勝ち組ほど日曜メインを買わない」という言葉がある通り、期待値がないレースに資金を投じることは、投資ではなくただの浪費です。
4. 感情を捨てて「型」で買う:回収率100%への道
ここまで読んでいただいたあなたは、競馬で勝つためには「的中率への執着」と「無駄な情報収集」を捨てなければならないことに気づき始めているはずです。
では、具体的にどうすればいいのか。それは、感情を排除した「ロジック(型)」を持つことです,。
独自の評価基準を持つ
大衆と同じ情報で動くのではなく、
- 人気はあまりないが、勝つまたは馬券に絡む要素がある馬
- 単純に近走の結果だけでなく、今回は走るかもしれない要素を見極める。
といった独自のフィルターを通し、機械的にレースを評価する仕組みが必要です。
まとめ:あなたの「常識」を疑うことから始まる
競馬で回収率100%を超えるのは、決して不可能なことではありません。
しかし、それは「99%の負け組と同じ行動」をしていては一生たどり着けない場所です。
- 的中ではなく「期待値」を追う。
- 情報を削ぎ落とし「軸」を固める。
- 「やらないレース」を決める。
もし、あなたが本気で「当てたい人」から「勝ち続けたい人」へと脱皮したいのであれば、これまでの感情的な予想を捨て、
数字に基づいたロジックを取り入れる必要があります,。