競馬新聞を隅々まで読み込み、SNSで最新の調教タイムをチェックし、パドックの気配を凝視する。
週末、誰よりも熱心に「情報」を収集しているのに、収支は一向にプラスにならない。
もしあなたがそんな「勉強家なのに勝てない中級者」であれば、この記事は耳が痛いかもしれません。
結論から言えば、情報を集めれば集めるほど、あなたの回収率は「大衆の答え(人気馬)」に近づき、利益の源泉である「期待値」を失っていくのです。
今回は、なぜ過剰な情報収集が馬券生活への道を阻むのか、そして「勝つための情報の削ぎ落とし方」について解説します。
--------------------------------------------------------------------------------1. 情報収集が「的中率の罠」を加速させる
多くの競馬ファンが陥る最大の誤解は、「情報を増やせば的中率が上がり、的中率が上がれば儲かる」という思考です。
しかし、競馬のオッズは「大衆の投票」で決まります。
新聞の印が並び、専門家が絶賛し、誰もが納得する「好材料」が揃った馬は、当然のように過剰な人気を集めます。
こうした馬を狙うのは、単なる「的中」を追いかける行為に過ぎません。
• 的中:どの馬が勝つかを当てること(感情と安心感の追求)
• 利益:勝つ確率に対して、オッズが見合っている馬を買うこと(期待値の追求)
情報を集めすぎて「この馬は外せない」と確信するほど、あなたは期待値が1.0を下回る「買えば買うほど損をする馬」
に吸い寄せられてしまうのです。
2. 競馬新聞の盲点:人気ジョッキーの罠
情報収集に熱心な人ほど、C.ルメール騎手や川田将雅騎手といったトップジョッキーを信頼します。
彼らの勝率が高いのは紛れもない事実です。
しかし、回収率を重視する場合、彼らを「盲信」することは極めて危険です。
たとえば川田騎手は驚くほど単勝1倍台になるケースが多いです。
実際エージェントが極上の馬ばかり集めているという噂もありますが。。
しかしそんな1倍台の人気でも、結果はかなりの確率で負けています。
つまりオッズに比較して回収金額は少なくなるので、回収率のコスパは明らかに悪いです。
なのでこういう馬券は買ってはいけません。
実績のある騎手は過剰人気になりやすく、オッズがその馬の真の勝率以上に下がってしまいます。
つまり「期待値が低い」状態です。
一方で、特定のコースで穴をあけやすい騎手や、実績はあるのに近走の成績が悪いために評価を落としている
「期待値の高い馬」は、過剰な情報収集の中では「不安材料」として排除されてしまいがちです。
「信頼」ではなく「数字(オッズと勝率の乖離)」で評価する。
これができない限り、情報はただのノイズになります。
3. 情報を削ぎ落とし「型」で戦う
回収率100%を超える勝ち組は、情報を集めるのではなく、「自分が必要な情報以外を捨てる」作業を徹底しています。
私の馬券術では、以下の「型」を最優先し、それ以外のノイズは排除します。
• 主戦場を絞る: 情報が不足しているレースは馬券対象からはずします。
たとえば「新馬戦」です。
新馬戦はその馬の過去成績がないので判断材料が前評判と調教くらいになってしまいます。
これでは、期待値の高い馬を探せません。
なので精査されすぎず期待値が発生しやすい2勝クラス以上の特別レースに限定します。
• 適性を数値化する: 最も再現性が高い「同一競馬場・同一コース実績」を評価の軸に据えます。
初めての条件替わりや血統背景など、不確定要素の多い情報はあえて軽視します。
• 逆張りの発想: 逃げ馬なら「前走勝っていないこと」を条件にするなど、あえて大衆が嫌う要素をフィルターにかけ、期待値を確保します。
このように、判断基準をシンプルに「設計」することで、感情に左右されることなく、機械的に期待値1.1以上の馬を抽出し続けることが可能になります。
4. 競馬は「当てる」のではなく「選ぶ」もの
競馬で負ける原因は、予想が下手だからではなく、**「買わなくていいレースまで買ってしまうこと」**にあります。
「今日は何か当たりそうだ」という感覚や、話題のG1だからという理由で情報を集め始めるのは、投資ではなくただの娯楽です。真に回収率を安定させたいのであれば、**期待値が1.0を超えないレースを徹底して「見送る力」**を養わなければなりません。
膨大なデータや情報を処理することに疲弊するのではなく、**「自分の型に合う馬がいるかどうか」**だけをチェックする。この視点の転換こそが、馬券生活への第一歩です。
--------------------------------------------------------------------------------
まとめ:あなたの「判断基準」はどこにありますか?
もしあなたが、今週末も競馬新聞を広げ、「何か良い情報は無いか」と探し始めているなら、一度立ち止まって考えてみてください。その情報は、他の99%のファンも知っていることではありませんか?
競馬で長く向き合うために必要なのは、優れた予想力ではなく、感情を排除し、一貫した判断を続けられる「設計」です。
私が長年の試行錯誤の末にたどり着いた、「狙うレースの絞り方」や「期待値1.1を見抜くための
具体的な加点・減点ロジック」については、詳しく体系化したものを別の機会に公開します。
「当てたい人」から「勝ち続けたい人」へ。
ぜひあなたにも相変化していただきたい。
本気で競馬を投資に変えてみませんか。